給与計算業務に時間をとられ、コア業務に注力できない
電機・電子精密機器、発電プラント関連の物流に強みを持つ総合物流会社として、多彩な高付加価値サービスを盛り込んだ物流サービス事業を展開している富士物流株式会社様。同社では2015年4月に給与計算周りや社会保険など※の人事業務を一括してペイロールにアウトソースしました。
(※社会保険業務は、お客様の契約いただいている社会保険労務士法人とペイロールとの提携により対応しております。)
そのきっかけとなったのは、人事部問の労働時間の約7割が「定型業務」に費やされているという事実が明らかになったことでした。
高橋 様:
「本来、人事部門は経営部門のパートナーであり、社員の働きやすさの向上といった役割が望まれている部署です。しかし、2014年頃の当社人事部門は給与計算や社会保険といった、いわゆる『定型業務』をこなすことに多くの時間を要し、年末調整を例にとっても、ただでさえ忙しい年末に人事部門総出で何日も対応しなければならない状況にありました。
そこで、このような『定型業務』に要す労働時間がどの程度なのか算出してみたところ、人事部門の全労働時間の約7割もの時間が費やされていることがわかりました。この結果を受け、人事部門が本来行うべきコア業務に専念できる環境を整えるために、『定型業務』をプロに任せるアウトソーシング=BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を急ピッチで進めていくことになりました」
アウトソーシング推進の背景には、国内外に13支社、国内に3社(導入当時は4社)の子会社を有す事業上の特性や、IT環境問題も大きく影響したと言います。
倉重 様:
「当社人事部門は、グループ会社の給与計算や社会保険業務まで一括して担っているという特徴があります。
そのため、アウトソーシング導入前は、当社独自の人事給与システムや就業管理システム、子会社の給与計算システムなどが乱立し、多くの労力を要す反面、品質を保つことが難しい状況になっていました。
また、当時はパソコンのオペレーティング・システムの保証期間切れにともなうレガシーシステムの大規模修繕も目前に迫っており、システムの統一と刷新が急務でした」